St John Ambulance Western Australiaは、西オーストラリア州で救急サービスとトレーニング、緊急医療、患者搬送、救急車およびその他医療サービスを提供する、非営利の慈善団体です。
Client
St Johns WA
Services
Yammer
Industry
Healthcare
Organisation type
Large (2,000+ employees)
Country
Australia
背景
St John WAは以前からEngage Squaredと協力して、Yammerの展開を計画していましたが、戦略的に予定していた10週間のプログラムを白紙化し、代わりにわずか7日間での稼働Yammerを立ち上げました。
課題
プロジェクト開始以前、St John WAには従業員向けのコミュニケーションおよびコラボレーションツールが存在しましたが、十分ではありませんでした。電話、メール、ウェブサイト、SharePointイントラネットサイトを通じたプッシュ型コミュニケーションに依存していたため、あらゆる地域に分散する職員とコミュニケーションを取るために、メールが一斉送信されていたほか、チームのチャットやアップデートは、ボランティアが運用する非公開のFacebookグループで送信されていました。
Christina Blake氏によると、職員やボランティアの話を聞き、リーダーシップを明確に示すという同社の文化的優先順位とYammerの思想がうまく合致しました。事実や顧客事例、継続的学習に基づく現場職員の教育を望んでいたSt John WAにとって、Yammerは最適な選択肢でした。
解決策と最終的な成果
最初の数週間でYammerネットワークのユーザー数は、プロジェクトチームの数人から2,000人超へ拡大し、ユーザーの関心は、その後6週間増加し続けました。
CEOのMichelle Fyfe氏はYammerを通じて、インフルエンザの予防接種、新型コロナ対策アプリのダウンロード、現場スタッフ向け医療ディレクター情報、経営陣からの最新情報などを、組織全体にビデオ動画やメッセージ投稿として配信しました。ビデオ動画は人気があり、毎回650人以上のスタッフやボランティアが閲覧しました。
また運用マネージャーは個人用防護具（PPE）要望の問い合わせをYammerスレッドで作成し、FAQページに掲載しました。これはコロナ禍に情報配信し、職員と患者の安全を確保した優れたユースケースの1つです。
新たなYammerネットワークがもたらした成果は目覚ましいものでした。St John WAがプロジェクト冒頭予定していたSWOOP Analyticsへの回答率は88％と、世界平均を大きく上回りました。
セキュリティの観点から、非公開のFacebookグループは、承認されたMicrosoftプラットフォームの、より包括的なYammerカンバセーションに移行されました。
コロナ禍におけるYammerの7日間の成果を通じて、St John WAのリーダーと運用マネージャーは、積極的に投稿を共有すると同時に、組織全体の意見を把握できるようになりました。また最も重要なことは、緊急事態への初回対応者が双方向の対話に参加できるようになり、先の見えないパンデミック時においても、迅速な情報取得が実現された点です。
効果
概要：
- 7日間でユーザー数が2,000人に拡大
- 現場スタッフの双方向コミュニケーション実現
- iPadの口述機能により臨床記録にかかる時間を半減
- 短時間トレーニングやコミュニケーション動画の配信を促進